uniform experiment
2021S/S “Asger Jorn” COLLECTION

 ブランドのバックボーンのひとつにある"ワーク"を軸にしたデイリーウエアと、後のカルチャーに多大なる影響を与えた稀代のデンマーク人アーティスト、"アスガー・ヨルン"にフォーカスしたカプセルコレクション。
 ヨルンのアートワークをフックアップし、左脇下を大胆に切り替えたアルファ社とのコラボレーションによるMA-1をはじめ、現代的なビッグサイズでアレンジされたロング&ショートスリーブシャツ、柔らかな着心地を楽しめるスウェット&Tシャツ、さらには上質な素材感が際立つニットまで、バラエティに富んだ全17アイテムがラインナップします。
(ショートスリーブシャツおよびTシャツは3月以降に順次デリバリー予定。)
 奥深い歴史とカルチャーの本質をたのしめるuniform experimentだからこそ実現した実験的プロジェクトをお楽しみください。






LOOKS



PRODUCTS



Asger Jorn

 1940年代の前衛美術運動「CoBrA」や、そこから派生した1957年の社会革命的国際組織「Situationist International」の創設にも深く携わった稀代のデンマーク人アーティスト。
 かつてアート財団からの賞金授与も拒むなどその反体制的なスタンスから作品の数々が後に世界を席巻するパンクムーブメントに多大な影響を与えた。

 1935年に大学を卒業後、母国デンマークのコペンハーゲン王立美術アカデミーで学び、画家としてのキャリアをスタート、その後1954年にフランス人アーティストのギー・デュボールと出会うことで、その才能が一気に開花。
 ランダムに切り抜いた雑誌や新聞で作ったコラージュ作品の上にインクをぶちまけて作った"Fin de Copenhague"(1957)や"MEMOIRES"(1959)を共作することで、1950〜60年代にヨーロッパ中で巻き起こった反体制運動の一躍中心に。

 既存のアイテムをサンプリング&カットアップし、新たな価値観を生み出す斬新な手法は、後にパンクを始め様々なムーブメントを巻き起こしたセックスピストルズのプロデューサーであるマルコム・マクラーレンをはじめ、その隆盛をリアルタイムで目撃したuniform experimentのディレクターであり、fragment designを主宰する藤原ヒロシ氏など、音楽、ファッション、アートの垣根を超えて大きな影響を与えている。